加賀ククサ 黒摺漆
加賀ククサ 黒摺漆
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大自然を感じるひとりの夜。焚き火がゆらゆらとする中、自分だけの上質なキャンプギアで酒やコーヒーを煽る、至福のひと時を過ごしたい。 そんなソロキャンパーの夢を詰め込み、キャンプギアで欠かせないアウトドアカップに、日本の伝統技術が息を吹き込みました。
400年の歴史を持つ加賀の「山中塗」と、鎧仕立てで使われる加賀の「甲冑組紐」で仕立てた国産ケヤキのマグカップ。 加賀が誇る2つの伝統技術と、北欧フィンランドで贈られた人は幸せになるという木製カップの名称「ククサ」のネーミングを掛け合わせ誕生したのが『加賀ククサ』です。
「山中塗」の伝統技法・縦木取りで拵えた『加賀ククサ』は、見た目の洗練さはもちろん、頑丈さ、飲み物の美味しさまでを考慮し追求した、極上の逸品。 キャンプで楽しむ今日の1杯を、極上の1杯に。
『加賀ククサ』は、「山中塗」の職人が一つひとつ丁寧に、飲み口を1.5〜3mmと限りなく薄く仕上げた国産ケヤキのマグカップです。中央を広く取り、飲み口を薄くする「卵型フォルム」にすることで、なめらかで上品な極上の口当たりを可能にしました。 お酒やコーヒーを注ぐと、香りが飲み口に向かって凝縮され、豊かに鼻腔をくすぐります。
また、丸い卵型の形状のため流速が遅く、甘み・酸味・コクなど幅広い味わいをバランスよく堪能することができます。キャンプでより美味しいお酒・コーヒーが飲みたい方にぴったりの逸品です。
『加賀ククサ』は、石川県加賀市の山中温泉で作られることで有名な「山中塗(山中漆器)」による伝統技法で作られています。その歴史は、安土桃山時代である400年前に遡るとも言われ、日本の優れた伝統工芸の一つです。
そんな「山中塗」の特長は、木目や年輪の美しさ・温もりにあります。木目や年輪の美しさに見惚れ、愛でるだけで気持ちが高まり、カップを持つと木の温もりに癒される…。そんな極上のキャンプ時間を過ごすのに、『加賀ククサ』は最適な逸品です。
「山中塗」の木目や年輪の美しさの理由は、独自の製法にあります。「山中塗」は、一般的な木工用品の製法で用いられる横木取りではなく、縦木取りを採用。国産ケヤキの丸太を輪切りにし、木が育つ方向にマグカップの形を取っていきます。繊細な作業だけに熟練の技術が必要不可欠。
その後、職人が一つひとつ丁寧に形を整えていきます。こうして出来上がった木製のマグカップは、一つとして同じ表情がない、唯一無二の美しさを魅せます。 長さ調節可能なアジェスターベルトとして、黒×金の特注甲冑組紐を採用しました。この甲冑組紐により、手にマグカップがしっかりフィット。温もりあふれる木の質感を存分に感じられます。
また、特注甲冑組紐は縁起が良いとされる総角結び(あげまきむすび)で仕上げています。 ※総角結び(あげまきむすび)⇒端午の節句などに飾られる鎧の背にも用いられる総角結びは、無防備な背後を守り、 生命の緒を繋ぎ止める護符としてつけられる縁起の良い結び方です。 甲冑組紐がよく映える「黒摺漆」を一般販売しています。